「文章が書けない」と悩む大人は、書き方より考え方を知ろう!

「文章が書けない」と悩む大人は、書き方より考え方を知ろう!
目次

文章を作成する前に意識すること

ひーろー

書類作成、メール、SNS・・・、社会人になってから、文章を必要とするものが多すぎない?

学校の教育は、読書感想文とか、小論文の書き方ぐらいしかないのに・・・。

ジーコ・K・ハーツ

たしかに、そうだね。

SNSのように、早く情報を共有する手段がふえたからね。今まで以上に文章を書くことが増えてきたかもしれない。

話すコミュニケーションより、文字によるコミュニケーションが増えたことは、まちがいないね。

ひーろー

通信速度がますます上がって、これからはネット上の対面コミュニケーションが主流になると思っていたけど・・・。

ジーコ・K・ハーツ

通信速度がいくら上がろうと、動画より文字のほうが優位であることは変わらないよ。

情報を共有したいと思ったときは、動画中の音声より文字のほうが速く伝えられるからね。

だから、文章を作成するスキルって、重要に考えたほうがいいんだよ。

ひーろー

たしかに、そうかも。

・・・でも、文章の作成って、いつも悩んでしまうんだよなぁ。

なにを書いたらいいのか分からなくなったり、「この文、おかしくないかな?」と気になったり。

手が止まってしまうことも、しばしば・・・。

ジーコ・K・ハーツ

そうなんだね。

・・・文章の作成をはじめる前に、「どんなことに意識すると良いのか」を知っておくといいかもしれない。

ひーろー

文章作成の前に、意識すること?

・・・知りたい。教えて!

文章を作成する本当の目的を知る

ジーコ・K・ハーツ

まずは、目的。
「文章を作成する本当の目的は、なにか?」ということを考えてみてほしい。

ひーろー

う~ん。ほんとうの目的・・・?

「伝える」というのが目的だよね?

ジーコ・K・ハーツ

「伝える」というのは、大切なことだね。

でも、もう少し踏み込んで、考えてほしいんだ。

文章って、伝えたいことをわかってもらったり、行動してもらうためにあると思うんだけど、どうかな?

ひーろー

たしかに・・・。

「伝える」という目的は、表面上のことだね・・・。

ジーコ・K・ハーツ

そうだよね。
本当の目的は『どうしてほしいのかを伝える』ことなんだ。

たとえば、『社内で使用するチャットアプリの導入を検討する業務』がある場合・・・、

「検討チーム用の書類」
「提案用の企画書」では、
目的が違うよね?

ひーろー

うん。とうぜん、目的は違う。

それに、そもそも文章を読んでもらう相手が違うよね。

チームの書類を読むのはチームメンバーで、企画書を読むのは上司や役員でしょ。

ジーコ・K・ハーツ

そうだね。相手と目的を例えてみると・・・

検討チーム用の書類

本当の目的

検討チームのメンバーに、導入することで業務効率があがる事と、予想される問題がある事をわかってもらって、話し合ってもらう

提案用の企画書

本当の目的

役員に、導入することで業務効率があがる事をわかってもらって、導入を承認してもらう

ジーコ・K・ハーツ

読んでもらう相手に、どうしてほしいのかを伝えるために文章がある。

これを文章作成の目的として、意識できていない人が多いんだよ。

ひーろー

たしかに、そうかもしれない・・・。

大切なのは、「だれに、どうしてほしいのか」を意識して作成することか・・・。

ジーコ・K・ハーツ

そうだね。
本当の目的がハッキリすれば、どんな文章を作成したらいいのか、悩まずに済むだろう。

読む人を想像して、伝える内容を決める

ジーコ・K・ハーツ

それに、「文章をわかってもらう」「行動してもらう」ためには、文章を読む人のことを想像して、伝える内容を考える必要がある。

読む人の立場とか、知識とか、考え方を意識するんだ。

文章も会話とおなじで、相手のことを想像した内容がいいんだよ。

ひーろー

相手のことを想像する・・・?

たとえば、どんな風に?

ジーコ・K・ハーツ

そうだね。
さっき説明につかった『社内で使用するチャットアプリの導入を検討する業務』を例に話そうか。

検討チームのメンバーが「メールに慣れているんだから、チャットアプリを使いはじめるのはイヤだ・・・」と心の中で思っている場合。

検討チーム用の書類に・・・

社内の情報共有をメールで行うのは、もはや時代遅れです

ジーコ・K・ハーツ

と書いたら、読む人は気分がわるくなるかもしれない。

ひーろー

たしかに。
読む人に内容をわかってもらおうと思ったら、「どんな考え方があるんだろう?」って、自分が想像できていないとね

ジーコ・K・ハーツ

そうだね。
それに、役員はプライベートでLINEを使っていても、チャットアプリというもの自体を知らない可能性もある。

知らないのに、チャットアプリの説明を行わなかった場合。

提案用の企画書に・・・

仕事でチャットアプリを使うのが、あたりまえの時代となりました

ジーコ・K・ハーツ

と書いたら、読む人は「チャットアプリ?なにそれ?」と思う可能性が高い。

ひーろー

たしかに。
読む人に行動してもらおうと思ったら、相手にどれほどの知識があるかも、想像が必要だね。

ジーコ・K・ハーツ

そのとおりだ。
文章を読む人が、
どんな業務を行っているか、
どんなことを知っているか、知りたいと思っているか
を想像しなければいけない。

相手のことを想像して、内容を考えてほしいんだ。

ひーろー

なるほど。
相手のことを想像する意味がわかった気がする・・・。

読みやすい文章で、リズムを覚える

ジーコ・K・ハーツ

あと、普段から読みやすい文章を読んでおくことが大切だよ。

スラスラ読めてしまう文章って、良いリズムをもっている

そのリズムに、日常的に触れてみてほしいんだ。

ひーろー

リズムの良い文章か・・・。

いきなりリズムと言われても、ピンとこないなぁ・・・。

ジーコ・K・ハーツ

そうだね。
では、たとえば「社内で使用するチャットアプリを提案する企画書」で説明しよう。

企画書の一部を読んでみて。

例1

メールは、すぐに読まれないことが多いため情報の共有に時間がかかっていて、当日のうちに情報の共有しやすいチャットアプリを導入したいと思います。

チャットアプリとは、スマホで誰もが使っているLINE(ライン)と同じようなソフトの総称で、今回導入したいチャットアプリは〇〇〇です。

導入を提案する理由は・・・

ジーコ・K・ハーツ

つぎに、こちらの例も読んでみて。

例2

メールは、すぐに読まれないことが多いため、情報の共有に時間がかかっています。そこで、当日のうちに情報を共有しやすい、チャットアプリを導入したいと思います。

チャットアプリとは、スマホで誰もが使っているLINE(ライン)と同じようなソフトの総称です。今回、導入したいチャットアプリは、〇〇〇です。

導入を提案する理由は・・・

ひーろー

ひとによって、感じ方は違うから、例1のほうが読みやすいっていう人もいるかもしれないけど・・・、

ぼくは例2のほうが読みやすいかな。

読んだときに、なんて言うのか・・・。

引っかからずに、スッと頭にはいってくるんだよなぁ。

ジーコ・K・ハーツ

わかるよ。
リズムというのは、感覚的なことだから、表現しにくいんだよ。

読みやすいと感じる文章に触れることで気付けるんだ。

ひーろー

なるほど。
これが文章のリズムってことか。

・・・どうやって、リズムの良い文章に触れたらいいの?

ジーコ・K・ハーツ

そうだね。
本や雑誌などの出版物の文章を読んでみるといい。

いろいろな文章を読んでいく内に、自分が読みやすい文章が見つかるだろう。

自分にとって読みやすい文章は、多くのひとにとっても読みやすい文章だ。

そういった文章を読み続けて、リズムを覚えていくといい。

ひーろー

う~ん。
わかったけど、リズムを覚えるために文章を読むのは面倒だな。

ジーコ・K・ハーツ

それなら、自分の好きな内容や知りたい内容の文章を読めばいいよ。

興味がある内容なら、読みやすいでしょ。

その中でリズムの良い文章が見つかれば、一石二鳥だ。

ひーろー

たしかに。

・・・出版物を読むといいのは、なにか理由があるの?

いまごろは、ネットでいろいろな文章を読むことができるけど・・・。

ジーコ・K・ハーツ

うん。
出版物がオススメなのは、文章が公開される前に、何度も見直されているからだよ。

しかも、いろいろな人の目で確認されている。ネットは後で修正できる分、出版物にくらべると、気軽に公開できてしまう。
すると、どうしても文章のチェックが少しあまくなってしまうんだよね。

だから、出版物のほうが、リズムの良い文章に出会える可能性が高いんだ。

ジーコ・K・ハーツ

・・・それと、リズムを覚えるために文章を読むなら、新聞はさけたほうがいい。

新聞の文章は、むずかしすぎる。

新聞特有の書き方になっているから、お手本としては使いにくいんだ。

ひーろー

なるほど~。
新聞以外の出版物で、読みやすい文章を見つけるといいのか。

ジーコ・K・ハーツ

そうだね。
ぜひ、良いリズムを肌で感じてみてほしい。

文法を勉強するより、良いリズムを覚えたほうが、文章を作成するときに困らなくなるだろう。

いま話した、3つのことを意識すると、文章を作成するときの悩みは減らせるはずだ。

ひーろー

わかった。
目的、想像、リズムだね。意識してみるよ。

まとめ

文章の作成をはじめる前に、3つのことを意識する

  1. 文章を作成する本当の目的は「どうしてほしいのかを伝える」こと
  2. 「読む人の立場、知識、考え方」を想像して、伝える内容を決める
  3. 読みやすい文章を見つけて、日常的に読むことで、良いリズムを覚える
ジーコ・K・ハーツ

この話に興味がわいたなら、この本にくわしく書いてあるよ。

文章の作成が早くなった著者だから気づいた文章術。
それがわかりやすく書かれている。

仕事で文章を作成するひとは、読んでおくべきだね。

目次
閉じる